機械災害について

機械の取り扱いについてどのくらいの知識をお持ちでしょうか?機械のスイッチの入れ方から安全確認、基本的な使用方法まで、手順を踏んだ指導をされているかと思います。

しかし、慣れや油断、気の緩みからくる機械災害は減ることがなく、年々上昇傾向にあることが大変問題視されています。こちらでは、機械の使用中どんな災害があるのか、機械の災害事例をいくつかご紹介していきたいと思います。

木材加工機械(携帯用丸ノコ)

機械災害で常に上位入りしているのが、木材加工機械による災害で、とくに多いのが携帯用丸ノコによる事故です。携帯用丸ノコは、安価でかつ性能が良いため、作業の効率化を図るために使用されることが多いのですが、その分、労働災害が多発していることが大変問題視されています。携帯用丸ノコを使用する際は、使用する上で必要な知識を身につけ、事前の安全教育を徹底することが大切です。

また、一般的な木材加工機械による事故も減ることはありません。
多くの事例が、「おがくずを取り除く際の事故」や「足元のスイッチの踏み間違えによる事故」などです。木材加工機械を使用する際も、是非安全カバーの確認を怠らないように心がけていきましょう。

機械災害事例

・丸ノコ盤使用中の事故

木材の縦引き作業をしている最中に、木材が丸ノコ盤の刃に引っかかり、反発した木材が他の作業員に当たり怪我を負ったという事例。この場合は、丸ノコ盤の安全装置を使用していなかったことと、作業員に対して安全教育が行き届いていなかったことで起こった事故だとされています。

・圧着機械使用中の事故

木材の圧着作業をしている最中に、合板の一端が自動送り装置から外れたことにより、傍にいた作業員に衝突し怪我を負ったという事例。この場合は、加工材が飛び出す可能性を考え防護用の設備を設けることと、安全な作業位置を確保することが重要だと判断されたそうです。

・CNC旋盤使用中の事故

木材をCNC旋盤にて加工する際、大きさを調整するためサンドペーパーで研磨しようとしたときに、回転させたままであったCNC旋盤に軍手が引っかかり巻き込まれた事例。
この場合は、回転させながらサイドペーパーで作業してしまったことと、機械加工で使用してはいけない軍手をしていたこと、安全管理が徹底されていなかったことが原因だとされています。

他にも事例はありますが、主に起こりうる機械災害事例についてご紹介致しました。
作業中は十分に意識し、気をつけていけるように日々努めていきましょう。

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